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2023/03/16 15:20
ロリータファッションに欠かせない「パニエ」の選び方
~ロリータスタイルを綺麗に格上げしてくれる名脇役~
かわいい「ロリータファッション」には欠かせない「パニエ」
ロリータファッションの魅力を最大限に引き出してくれる名脇役的な存在です。
でもロリータファッションに憧れているけど選び方が分からないという方、今までパニエのことをあまりよく分からずに選んでしまっていたという方にも選び方をマスターして、とびっきり可愛いロリータファッションを身につけましょう。
今回は定番のスイートロリータからクラロリ、人気のゴスロリ、トレンドのパンクロリータまで、それぞれのスタイルに合ったパニエ選びを分かり易くお伝えします。
1.最初にパニエの歴史、役割についてお伝えします
パニエはもともとウエディングドレスの下に履いてスカート部分をふわっと演出するためのインナーとしての役割が由来で、中世フランス貴婦人のドレスを美しい形に広がらせる役割のための下着でした。
現在のパニエはスカートにフワッとしたふくらみを持たせてくれる張りのあるチュールやお肌にも優しいナイロンシャー素材が使われることが多く、パニエを重ねて履くのが一般的です。
パニエはウエストラインからのスカートの広がりを与えてくれて、スカートのシルエットを整えてくれます。
ウェディングドレスのようにどこから見ても上品で豪華、スカートに華をもたせてくれる存在、それがパニエです。
ロリータファッションでは、ウエストから裾に向かってスカートに立体感を与え、スカート裾のフリルやリボンまでどこから見ても可愛く際立たせてくれます。
2.一番大切なパニエの選び方
素材はなにを選んだら良いの?
素材はポリエステルや薄手のオーガンジー、チュールなどの素材がおすすめです。
現在のパニエはほとんどがナイロンやポリエステル素材が使用されていますが、張りがあって丈は膝が隠れるくらいの長さがベスト
多くのパニエは白や光沢のある半透明が圧倒的ですが、中にはダンス衣装のように赤やパステルカラーのものもあって、色によっても雰囲気は大きく変わります。
パニエを身に着けることでお姫様のようなウエストラインから裾に向けてボリューム感のあるふわっと広がるプリンセスラインとなり、立体感が生まれてスカートのシルエットをより美しく演出してくれて、プリント柄も美しく映える仕上がりに格上げできます。
着丈・ウエストサイズはどう選べは良いの?
パニエを選ぶときは、上に履くスカートの丈を考えて選びましょう。
短いスカートであればパニエも短いものを、長いスカートなら長いものを選ぶのが基本です。
パニエは本来、下着なので、スカート丈より5センチ程度短めのものを選べば、パニエが見えず、スカートとの相性もぴったり。
ウエストサイズについては、多くのパニエはフリーサイズで、ウエストゴムがほとんどです。
サイズを気にせずにドレスアップできるのもパニエの大きな魅力ですね。
どんなシチュエーションで着たらいいの?
皆さんがパニエを身に着けるシチュエーションってどんな時ですか?
推しアイドルの参戦服やフェス、発表会、お茶会などパニエを着る機会は様々だと思いますが、パニエを着るのは日常とは異なる特別な日ではないでしょうか。
とびっきりのお気に入りのスカートやワンピを身に着けて普段着とは違うドレスアップしたロリータスタイルを格上げしてくれる名脇役がパニエなので、とびっきりの可愛さを目指してボリューミーなパニエを選びましょう
どのようなカラーを選んだら良いの?
パニエのほとんどは白や半透明の光沢のあるホワイト、ゴスロリ用の黒が多いイメージですが、バレエやダンス大会などでは逆に見せる為のパニエとしてビジュアルインパクトのある赤や光沢のあるカラーもおすすめです。
どんな種類を選んだら良い?
パニエの種類にはフリル付きのものから型崩れを防止してくれるワイヤー付きのもの、ウエディングドレス用のものやティアードパニエなど種類も様々ですが、主役のスカートの個性に合うパニエを選ぶのがベストです。
スイートロリータならボリューミーなパニエ、クラロリならやや控えめなパニエ、ゴスロリならスカートの個性にあったボリューミーなパニエやヘルシーなミニなら薄手のパニエがおすすめです。
季節によっても夏ならパニエのボリュームを減らして通気性のある薄手を選んだり、秋冬なら逆にボリューミーにパニエを重ねるのもちょっとした小技ですよ。
普段のお手入れについて
パニエのほとんどはポリエステルなどの化繊がほとんどなので普段のお手入れとしては、お洗濯が可能です。化繊なので静電気でホコリなどを吸いやすいので、こまめにお洗濯するのがポイントです。
一番よいお洗濯方法はなんといっても優しい手洗いが良いですが、洗濯機ならお洗濯ネットに入れてパニエのふくらみが損なわれないように洗濯糊をプラスして優しい弱水流がおすすめです。
干す際には開いた傘の上にパニエを裏表にしてふんわり広げれば乾きやすいですし、洗った後の皺も防止できます。傘を広げられるスペースがない場合にはパニエの裾に洗濯クリップを取り付けて逆三角形の形で干せば、パニエのふんわり感も復活します。
お洗濯した後の保管はパニエをホコリ防止のために裏返してスカート用ハンガーにかけてクローゼットで保管しましょう。
3.スタイル別パニエの選び方
スイートロリータ
甘ロリと呼ばれるスイートロリータはピンクやブルーなどのパステルカラー系のとっても可愛らしいシルエットが特徴です。
プリント柄も可愛い動物柄からチョコやクッキーなどをモチーフにしたものが多く甘く可憐なスタイル。
スイートロリータは甘く上品なスタイルなので、スカートのプリント柄がしっかり映えるようパニエはしっかり重ねてボリュームを出すのがポイントです。
カチューシャやヘアウィッグ、アクセサリーもプラスして可愛いトータルコーデを目指しましょう
クラシカルロリータ
略してクラロリと呼ばれ、中世ヨーロッパの貴婦人のような上品さと少女のような幼さを併せ持つスタイルがクラシカルロリータ。
大きな特徴はボルドーや生成り、茶色などアンティーク調の色使いが多く、スイートロリータより大人っぽくシンプルなデザインが好まれます。
パニエ選びもシンプルに控えめがおすすめです。
スカートのプリント柄を強調するスイートロリータとは異なり、あくまでもシルエットを美しく上品に見せられるようパニエ選びはシンプルなものを。
ゴシックロリータ
黒を基調としたdarknessなイメージのあるゴシックロリータ、略してゴスロリと呼ばれ、大きな特徴はレースや十字架、フリル、リボンが多様されたファッションスタイルです。
スイートロリータやクラロリの可愛さに比べゴスロリファッションは神秘的な病みかわいいスタイル。
ゴスロリはバリエーションも多彩なので、パニエ選びもボリューミーなものからシンプルで控えめなものまで様々ですが、パニエを重ねればエレガントな華やかさに、控えめにすればシンプルなスタイルに仕上がります。
パンクロリータ
スタッズやチェーンなどを装飾したパンキッシュな要素を取り入れたファッションスタイル、略してロリパンと呼ばれ、代表的なのはスチームパンクが上昇トレンドです。
ロリパンの特徴は、ふんわり膨らんだ定番のロリータと比べ、プリーツスカートやミニスカートが好まれます。
パニエ選びもショート丈のシンプルなものがおすすめです。
まとめ
女の子なら誰だって可愛く有りたい、ロリータファッションはそんな女の子の願いを叶えてくれるファッションの一つです。
これまで解説してきましたロリータスタイルもスイートロリータからパンクロリータまでバリエーションは様々ですが、パニエはスカートをふわっと立体的に整えてくれるのが本来の役割です。
お気に入りのファッションスタイルのスカートやワンピにあったパニエを選んでヘアドレスや小物アクセサリーをプラスしてとびっきり可愛く着飾りましょう。